KU-1300
デジタルサーキットテスター
取扱説明書
安全な測定をするために
感電事故を防止して安全な測定をするために、 説明書をよく読んでから本器をお使いください。 特に本体および説明書で
記号のついている所は重要です。
この記号はIEC規格およびISO規格に定められている記号で、 説明書をよく読んでから本器を使ってくださいということを表しています。
警告
この表示はその内容を守らずに誤った取り扱いをすると、 人が死亡または重傷を負う可能性があることを示しています。
注意
この表示はその内容を守らずに誤った取り扱いをすると、 人が負傷したり物的損害を発生させる可能性があることを示しています。
警告
強電回路は非常に危険なので測定しないでください。 強電電路(回路)にはしばしば高いサージ電圧が重畳しており、 これが爆発的短絡の誘因となります。 このテスターは弱電回路測定用です。 弱電回路でも高電圧の測定には十分注意してください。
包装内容の確認
製品包装の中には次のものが入っています。 万一不具合や付属品の欠品などがありましたら、 販売店または弊社までご連絡ください。
- ❶本体(ホルスター装着済) : 1台
- ❷テストリード(100-78) : 1組
- ❸取扱説明書 : 1冊
本製品は電池が付属されていないため、 別途お買い求めください
仕様
1. 一般仕様
-
表示板(LCD)4色カラーVA液晶(背面色 : 黒)a. 数字表示 : 4000カウント、 文字高15.7mmb. 単位およびサイン :
, -,
,
,
,
, mV, V, Ω, kΩ, MΩ, Hz, kHz, MHz, nF, μF, mF, TRUE RMS, バーグラフおよび小数点
c. 測定ファンクション :
,
, Ω,
, Hz,
,
, NCV, Live
-
動作原理ΣΔ型AD変換方式
-
測定原理(整流方式)真の実効値型
-
ファンクション切換●直流電圧 / 交流電圧 / 抵抗 / 導通試験 : 自動探知(手動切換可能)※0.8V(DC / ACrms)以上の入力で直流電圧または交流電圧ファンクションへ移行※上記以外は抵抗ファンクション、 50Ω以下は導通試験ファンクションへ移行●その他のファンクション : 手動切換
-
レンジ切換オートレンジ※4100カウント以上でレンジアップ、 404カウント以下でレンジダウン(周波数測定は4100カウント以上でレンジアップ、 409カウント以下でレンジダウン)※導通試験、 ダイオードテストはシングルレンジ
-
極性表示自動("-"のみ点灯)
-
入力オーバー表示4000カウントを超えるとOL表示(ただしAC/DC600Vは除く)※ダイオードテストでは1.5Vを超えるとOL表示
-
電池消耗表示電池電圧約2.6V以下でLCDに
マークが点灯 -
動作電圧範囲約2.6V以上3.6V以下
-
サンプリング速度3回/秒
-
ディスプレイホールドホールドキー(
)で測定値を固定
-
ライト機能ライトキー(
)で本体背面のLEDライトが点灯(最大約5ルーメン) -
使用温・湿度0℃~40℃、 80%以下(ただし結露のないこと)、 高度2000m未満
-
保存温・湿度-10℃~60℃、 70%以下(ただし結露のないこと、 電池を取外すこと)
-
温度係数23℃±5℃の時の確度×0.1/℃を測定確度に加算
-
電源単4形乾電池(1.5V AAA)×2個
-
消費電流通常測定時(約35mA)、 背面ライト点灯時(約55mA)、 ブザー鳴動時(約96mA)、 背面ライト点灯+ブザー鳴動時(約120mA)、 電源オフ(オートパワーオフ)時(約28μA)
-
オートパワーオフ電源オンまたは各スイッチ最終操作後約15分で自動的に電源オフ(解除可能)※オートパワーオフ作動約1分前に予告ブザー5回鳴動
-
連続使用時間約10時間(アルカリ電池使用)、 約5時間(マンガン電池使用)※導通ブザー、 背面ライトを使用しない状態
-
寸法127mm(H)×66mm(W)×19mm(D)※ホルスターを外した状態、 スイッチの突起を含まない
-
重量約165g(電池・ホルスターを含む、 テストリードは含まない)
-
付属品ホルスター(本体装着済)、 テストリード(100-78)、 取扱説明書
-
別売付属品
2. 測定仕様(23℃±5℃、 80%RH以下、 ただし結露のないこと)
直流電圧(
V )
オートレンジ
V )| 測定レンジ | 分解能 | 測定確度 | 入力抵抗 |
|---|---|---|---|
| 400.0mV | 0.1mV | ±0.5%rdg±3dgt | ≒10MΩ |
| 4.000V | 0.001V | ||
| 40.00V | 0.01V | ||
| 400.0V | 0.1V | ||
| 600V | 1V |
- ●最大許容値 : 600V DC
- ●過負荷保護 : 600V DC または 600V ACrms
- ※600V以上で警告ブザー鳴動、 610V以上でOL表示
- ※Autoファンクション時、 0.8V以上で測定可能
- ※周囲温度が高い場合、 テストリードをショートしても表示がゼロにならない場合があります
交流電圧(~V )
オートレンジ
| 測定レンジ | 分解能 | 測定確度 | 入力抵抗 |
|---|---|---|---|
| 4.000V | 0.001V | ±0.8%rdg±3dgt (50Hz/60Hzは1V以上入力時) |
≒10MΩ |
| 40.00V | 0.01V | ||
| 400.0V | 0.1V | ||
| 600V | 1V |
- ●最大許容値 : 600V ACrms
- ●過負荷保護 : 600V DC または 600V ACrms
- ※真の実効値(RMS)表示(ACカップリング)
- ※600V以上で警告ブザー鳴動、 610V以上でOL表示
- ※Autoファンクション時、 0.8V以上で測定可能
- ※0.02V以下の電圧は測定不可(0.000Vと表示)
-
※周波数特性 : 正弦波、 三角波 : 40Hz~1kHz、 矩形波 : 40Hz~100Hz、
その他 : 規定なし -
※クレストファクタ(CF) : 3以下、 ただし波高値850Vpeakを超えないこと
(例)CF=3の波形 : 最大850/3=283Vrms、 CF=2の波形 : 最大850/2=425Vrms
抵抗測定( Ω )
オートレンジ
| 測定レンジ | 分解能 | 測定確度 | 測定電流 |
|---|---|---|---|
| 400.0Ω | 0.1Ω | ±1.0%rdg±5dgt | ≦0.11mA |
| 4.000kΩ | 0.001kΩ | ≦0.1mA | |
| 40.00kΩ | 0.01kΩ | ≦0.03mA | |
| 400.0kΩ | 0.1kΩ | ≦2.8μA | |
| 4.000MΩ | 0.001MΩ | ≦0.3μA | |
| 40.00MΩ | 0.01MΩ | ±1.5%rdg±10dgt | ≦0.1μA |
- ●開放端子間電圧 : ≒0.4V
- ●過負荷保護 : 250V DC または 250V ACrms
- ※Autoファンクションで抵抗測定モードに移行しない時は、 手動で抵抗測定モードにする
導通試験(
)
| 測定レンジ | 分解能 | ブザー鳴動 | 開放端子間電圧 |
|---|---|---|---|
| 400.0Ω | 0.1Ω | <50Ω | ≒2V |
- ●過負荷保護 : 250V DC または 250V ACrms
- ※ブザー鳴動時、 緑色LED点灯
周波数( Hz )
オートレンジ
| 測定レンジ | 分解能 | 入力感度(正弦波 RMS) | 測定確度 |
|---|---|---|---|
| 4.000Hz | 0.001Hz | ≧2V | ±1.0%rdg±3dgt |
| 40.00Hz | 0.01Hz | ||
| 400.0Hz | 0.1Hz | ≧300mV | |
| 4.000kHz | 0.001kHz | ||
| 40.00kHz | 0.01kHz | ||
| 400.0kHz | 0.1kHz | ≧500mV | |
| 4.000MHz | 0.001MHz | ≧5V |
- ●過負荷保護 : 250V DC または 250V ACrms
- ※0.5Hz以上で測定可能
- ※0Vを基準にHiレベルのみ、 Loレベルのみのパルス波形は測定不可
静電容量(
)
オートレンジ
)| 測定レンジ | 分解能 | 測定確度(0.1nF以上) | 応答時間 |
|---|---|---|---|
| 4.000nF | 0.001nF | ±20%rdg±60dgt | 0.5秒~10秒以下 |
| 40.00nF | 0.01nF | ||
| 400.0nF | 0.1nF | ±4.0%rdg±5dgt | |
| 4.000μF | 0.001μF | ||
| 40.00μF | 0.01μF | ||
| 400.0μF | 0.1μF | ||
| 4.000mF | 0.001mF |
- ●過負荷保護 : 250V DC または 250V ACrms
- ※入力が無い状態でも表示がゼロにならない場合があります
ダイオードテスト(
)
| 測定レンジ | 分解能 | 測定確度(0.4V以上) | 測定電流 |
|---|---|---|---|
| 1.499V | 0.001V | ±1.5%rdg±5dgt | ≦0.8mA |
- ●開放端子間電圧 : ≒2V
- ●過負荷保護 : 250V DC または 250V ACrms
NCV(非接触電圧検知)測定
(交流電圧のみ)
| LCD表示 | ブザー | LED | 電界強度 |
|---|---|---|---|
| ーーーー | 無し | 消灯 | 0mV |
| ーーーL | 低速 | 緑 | 0~50mV |
| ーーーH | 高速 | 赤 | ≧50mV |
- ●過負荷保護 : 250V DC または 250V ACrms
Live(活線探知)測定
(交流電圧50Hz/60Hzのみ)
| LCD表示 | ブザー | LED | しきい値 |
|---|---|---|---|
| ーーーー | 無し | 消灯 | ー |
| ーーーL | 低速 | 緑 | ≒70mV |
| ーーーH | 高速 | 赤 | ≒110mV |
- ●過負荷保護 : 250V DC または 250V ACrms
- ※コンセントおよびコンセントに接続した延長コードのみ測定可能
安全測定と使用上の注意
1. 電気事故の防止
-
1. テスター本体とテストリードのチェック
警告測定前に本体ケースに割れや濡れがないか点検のうえ、 常にきれいにして乾いた状態でご使用ください。 テストリードに断線や絶縁不良がないか充分に確認してください。
-
2. 強電回路測定の禁止
警告強電回路(大型モーター、 配電用トランス、 ブスバー等への電気容量の大きい工場内外の動力線等)は測定しないでください。 強電回路には高サージ電圧が重畳している可能性があり、 爆発的短絡の誘因となります。 一般的には、 交流電圧30V、 直流電圧42.4Vを超える電路で、 その電路からアースへ流れる電流が0.5mAを超えると感電事故を起こす危険があります。
-
3.弱電の高電圧回路測定についての警告
警告弱電回路(家電製品や電子機器の回路で電気容量の小さい回路)でも、 高電圧回路(100V以上)は危険です。 感電の恐れがあるため活線部分には触れないよう充分ご注意ください。
-
4.弱電の高電圧回路を測定する場合の注意事項
警告感電防止のため、 以下の注意事項を厳守してください。
- ●テスター本体を手に持たない。
- ●測定中は、 測定回路やテストリードに手や身体が触れないよう充分距離をとる。
- ●テストリード先端の保護キャップを取外してワニグチクリップを付ける。
- ●ワニグチクリップ(テストリード)を測定回路に接続する時は、 必ず回路の電源を切る。
- ●測定終了後は回路の電源を切り、 LCDの表示がゼロになってからワニグチクリップ(テストリード)を外す。
-
やむを得ず活線(電圧のかかっている回路)を測定する場合は、 以下の注意事項を厳守してください。
- ●絶縁手袋を着用する。
- ●測定回路に手や身体が触れないよう充分距離をとる。
- ●黒色テストリード : テストリード黒先端の保護キャップを取り外しワニグチクリップ黒を付け測定回路の-(アース)側に接続する。
- ●赤色テストリード : 測定回路の+(高電位)側に当てる。
2. テスターの故障防止
-
1. ファンクションスイッチの設定
警告手動ファンクション測定時にはファンクションが正しい位置に設定されているか確認してください。 特に直流/交流電圧測定以外の位置で誤って電圧を測定しないでください。
-
2. 最大許容入力値の厳守
警告測定仕様に記載されている最大許容値を超えた測定をしないでください。
-
3. テストリードの取り外し
警告測定中にファンクションを切り換える時や電池交換時に電池カバーを外す時は、 必ずテストリードを測定回路から外してください。
3. 取り扱い上の注意
警告
- ●電気測定の知識と経験のない人および子供には使用させないでください。
- ●裸足や上半身裸での電気測定は危険です。 感電事故の危険があります。
- ●テストリードの先端は尖っており大変危険です。 目などに刺さらないようご注意ください。
注意
- ●本器の構造は精密です。 強い振動や衝撃を与えず、 車中や高温多湿な場所での使用及び保管は避けてください。
- ●本器をこすったり、 ベンジン、 アルコール等溶剤で拭かないでください。
- ●本器を長期間使用しない時は電池を取り外してください。 消耗した電池を内蔵したまま放置すると、 電解液が漏出して内部を腐食することがあります。
各部の名称と説明
-
1. 表示板(LCD)
-
: 電池消耗時に点灯
-
: 交流
-
: 直流
- - : マイナス
-
: オートパワーオフ時に点灯
-
: ディスプレイホールド
- (a) : 測定ファンクション
- (b) : バーグラフ
- mV, V : 電圧、 ダイオード測定の単位
- Ω, kΩ, MΩ : 抵抗測定、 導通試験の単位
- Hz, kHz, MHz : 周波数測定の単位
- nF, μF, mF : 静電容量測定の単位
- TRUE RMS : 交流電圧測定時に点灯
LCD上の保護フィルムを剥がし取ってからご使用ください -
-
2. 電源キー(
)
- ●電源オフの状態にこのキーを2秒以上長押しすると、 電源が入ります。
- ●電源を切るときは再度このキーを2秒以上長押しします。
- ※測定終了後は必ずこのキーを2秒以上長押しして電源を切ってください。
- 注 : 電源オフの状態でもわずかに電力を消費します。(消費電流 : 約28μA)
-
3. ライトキー(
)
- ●電源オン時にこのキーを押すと本体背面のLEDライトが点灯します。
- ●再度このキーを押すとLEDライトが消灯します。
- ※電池の消耗を防ぐため、 LEDライト使用後は必ず消灯してください。
-
4. ホールドキー(
) : ディスプレイホールド
- ●測定中にこのキーを押すと、 LCDの表示値を固定します。(
点灯) - 解除 : 再度ホールドキーを押します。
- 注 : ホールドキーはNCV測定、 Live測定では使用できません。
- ●測定中にこのキーを押すと、 LCDの表示値を固定します。(
-
5. ファンクションキー( FUNC )
- ●このキーを押すとオートファンクションから手動ファンクション選択に切り換わります。
- ●このキーを連続して押して測定するファンクションを選択します。
警告- ●手動ファンクション測定時にはファンクションが正しい位置に設定されているか確認してください。 特に直流/交流電圧測定以外の位置で誤って電圧を測定しないでください。
- ●電気事故や本器の焼損防止のため、 ファンクションを切り換える時は、 必ずテストリードを測定回路から外してください。
-
6. LED
- ●導通試験、 NCV測定、 Live測定時に点灯します。
-
7. 入力端子、 テストリード
- ●COM端子に黒、 INPUT端子に赤のテストリードを差し込みます。
測定方法
1. 測定準備
警告
- ●測定前にファンクションが正しく設定されているか確認してください。
- ●感電事故および本器の焼損防止のため、 「安全測定と使用上の注意」をよく読んで測定してください。
-
1. 取扱説明書の精読
本器の測定仕様と機能を充分理解し、 「安全測定と使用上の注意」をよく読んで安全な測定をしてください。
-
2. 電池
測定前に「保守管理 ‐ 1. 電池の交換」を参照して1.5V AAA(単4)電池 2本(別売)を入れてください。 電池が消耗した時も同様の方法で電池を交換してください。
-
3. テストリード
プラグキャップを外して本体に差し込んでください。 コンセント測定時や、 別売付属品のワニグチクリップ(940)、 テストピン(944)、 バッテリークリップ(946)、 コイル型コンタクトピン(793)を取付ける時は、 保護キャップを取り外してください。
-
4. オートパワーオフ
電源投入後または最終キー操作後約15分で自動的に表示が消えて電源が切れます。
- ※電源が切れる約1分前にパワーオフ予告ブザーが5回鳴ります。
-
解除 : 電源キーとファンクションキーを同時に長押しして電源を入れます。 (
消灯)
-
5. オートファンクション、 手動ファンクション選択
-
●電源投入時オートファンクションモードで起動します。 オートファンクションモード時、 LCD上に「Auto」と表示し、 ポインターが測定可能ファンクション間を往復移動します。
- ※このモードは、 直流電圧、 交流電圧、 抵抗測定、 導通試験を自動で識別して測定します。
- ●Auto時にファンクションキーを押すと、 手動で任意のファンクションが選択出来るようになります。 ファクションキーを押すたびにポインターが移動しますので、 目的の測定ファンクションを選択します。
- ※手動ファンクション選択モードでファンクションキーを2秒以上長押しするとAutoに戻ります。
-
●電源投入時オートファンクションモードで起動します。 オートファンクションモード時、 LCD上に「Auto」と表示し、 ポインターが測定可能ファンクション間を往復移動します。
2. 直流電圧、 交流電圧測定(
/
) [Autoで測定可能]
警告
- ●強電回路の測定はしないでください。
- ●測定仕様に記載されている最大許容入力値を超えた測定はしないでください。
- ●手動ファンクション測定時にはファンクションが正しい位置に設定されているか確認してください。 特に直流/交流電圧測定以外の位置で誤って電圧を測定しないでください。
- ❶COM端子に黒、 INPUT端子に赤のテストリードを差し込みます。
-
❷本体の電源を入れます。 (Autoモードで測定可能)
手動で選択する場合はファンクションキーを押して
または
を選択します。
- 注 : 直流電圧選択時入力がないのに意味のない数字を表示するのは、 テスターの内部抵抗が高く周囲のノイズを拾うために起こる現象です。 故障ではありません。
-
❸測定する回路の-(アース側)に黒、 +(高電位側)に赤のテストリードを接続します。
- 注 : 電圧測定では、 本器を回路(電源)と並列に接続します。
- 注 : 危険性のある回路では、 安全のためテストリード先端にワニグチクリップ(別売)を付けて測定してください。
- ❹LCDに表示された測定値を読みます。
-
❺電源キーを2秒以上長押しして電源を切ります。
- 注 : Autoモードは0.8V以上の電圧で測定可能
- 測定サポート機能 : ディスプレイホールド、 ライト機能
-
3. 抵抗測定(Ω) [Autoで測定可能]
警告
- ●抵抗測定ファンクション設定中に電圧を測定しないでください。 感電事故や本器の焼損につながる恐れがあります。
- ●回路内の抵抗器を測定する時は、 必ず回路の電源を切り、 コンデンサーを放電してください。
- ❶COM端子に黒、 INPUT端子に赤のテストリードを差し込みます。
-
❷本体の電源を入れます。 (Autoモードで測定可能)
手動で選択する場合はファンクションキーを押して Ω を選択します。- 注 : Autoで抵抗測定モードに移行しない時は、 手動で抵抗モードを選択します。
- ❸回路内の抵抗器を測定する時は、 回路の電源を切り、 コンデンサーを放電します。
- ❹測定する抵抗器の片側を回路から外し、 両端にテストリードを接続します。
- ❺LCDに表示された測定値を読みます。
-
❻電源キーを2秒以上長押しして電源を切ります。
- 測定サポート機能 : ディスプレイホールド、 ライト機能
-
4. 導通試験(
) [Autoで測定可能]
警告
- ●導通試験ファンクション設定中に電圧を測定しないでください。 感電事故や本器の焼損につながる恐れがあります。
- ●回路内の導通を試験する時は、 必ず回路の電源を切り、 コンデンサーを放電してください。
- ❶COM端子に黒、 INPUT端子に赤のテストリードを差し込みます。
-
❷本体の電源を入れます。 (Autoモードで測定可能)
手動で選択する場合はファンクションキーを押して
を選択します。
- ❸回路内の導通を試験する時は、 回路の電源を切り、 コンデンサーを放電します。
- ❹試験する回路の両端にテストリードを接続します。 回路抵抗が約50Ω以下で導通ブザーが鳴り緑色LEDが点灯します。
-
❺電源キーを2秒以上長押しして電源を切ります。
- 測定サポート機能 : ディスプレイホールド、 ライト機能
5. 周波数測定( Hz ) [手動でファンクション選択]
警告
- ●強電回路の測定はしないでください。
- ●測定仕様に記載されている最大許容入力値を超えた測定はしないでください。
- ❶COM端子に黒、 INPUT端子に赤のテストリードを差し込みます。
- ❷電源を入れてからファンクションキーを押して Hz を選択します。
-
❸測定する回路の-(アース側)に黒、 +(高電位側)に赤のテストリードを接続します。
- 注 : 電圧の周波数測定では、 本器を回路(電源)と並列に接続します。
- ❹LCDに表示された測定値を読みます。
-
❺電源キーを2秒以上長押しして電源を切ります。
- 測定サポート機能 : ディスプレイホールド、 ライト機能
6. 静電容量測定(
) [手動でファンクション選択]
警告
- ●静電容量測定ファンクション設定中に電圧を測定しないでください。 感電事故や本器の焼損につながる恐れがあります。
- ●回路内のコンデンサーを測定する時は、 必ず回路の電源を切り、 コンデンサーを放電してください。
- ❶COM端子に黒、 INPUT端子に赤のテストリードを差し込みます。
-
❷電源を入れてからファンクションキーを押して
を選択します。
- ❸回路内のコンデンサーを測定する時は、 回路の電源を切り、 コンデンサーを放電した後コンデンサーの片側を外します。
-
❹コンデンサーの両端にテストリードを接続して、 LCDに表示された測定値を読みます。
- 注 : 測定する静電容量の大きさによっては測定時間が長くなります。
-
❺電源キーを2秒以上長押しして電源を切ります。
- 測定サポート機能 : ディスプレイホールド、 ライト機能
7. ダイオードテスト(
) [手動でファンクション選択]
警告
- ●ダイオードテストファンクション設定中に電圧を測定しないでください。 感電事故や本器の焼損につながる恐れがあります。
- ●回路内のダイオードをテストする時は、 必ず回路の電源を切り、 コンデンサーを放電してください。
- ❶COM端子に黒、 INPUT端子に赤のテストリードを差し込みます。
-
❷電源を入れてからファンクションキーを押して
を選択します。
- ❸回路内のダイオードをテストする時は、 回路の電源を切り、 コンデンサーを放電した後ダイオードの片側を外します。
- ❹黒色テストリードをダイオードのアノード側に、 赤色テストリードをカソード側に接続します(逆方向接続)。 LCDに"OL"と表示されていることを確認します。
-
❺テストリードを❹と逆に接続します(順方向接続)。 この時LCDに以下の数値が表示されれば正常です。
- ●シリコンダイオード : 0.4V~0.7V
- ●ゲルマニウムダイオード : 0.1V~0.4V
-
❻電源キーを2秒以上長押しして電源を切ります。
- 測定サポート機能 : ディスプレイホールド、 ライト機能
8. NCV(非接触電圧検知)測定 [手動でファンクション選択]
- ※交流電圧のみ
- ❶電源を入れてからファンクションキーを押して NCV を選択します。
- ❷本体上部のNCVセンサーをコンセントなどの交流電圧の活線に近づけると、 LCD表示、 ブザー音、 LEDの点灯で知らせます。
-
❸測定が終了したら電源キーを2秒以上長押しして電源を切ります。
- 注 : 周囲の環境ノイズの影響で、 活線でなくても反応することがあります。
- 測定サポート機能 : ライト機能
9. Live(活線探知)測定 [手動でファンクション選択]
- ※交流電圧50Hz / 60Hzのみ
- ※コンセントおよびコンセントに接続した延長コードのみ測定可能
警告
- ●強電回路の測定はしないでください。
- ●測定仕様に記載されている最大許容入力値を超えた測定はしないでください。
- ❶INPUT端子に赤のテストリードを差し込みます。
- ❷テストリード先端の保護キャップを取り外します。
- ❸電源を入れてからファンクションキーを押して Live を選択します。
-
❹コンセント穴にテストリードを差し込み、 活線側(HOT側)の場合、 LCD表示、 ブザー音、 LEDの点灯で知らせます。
- 注 : 中立線側(COLD側、 アース側)の場合、 テスターは反応しません。
-
❺測定が終了したら電源キーを2秒以上長押しして電源を切ります。
- 測定サポート機能 : ライト機能
-
10. 補足および使用時の注意事項
- ●電池を取り付けた時、 電源が入ります。 もしこの時電源が入らなかった場合、 電池の向きが逆になっている可能性がありますので電池の向きが正しいかどうか確認してください。
- ●電源オフの状態でもわずかに電力を消費します。(消費電流 : 約28μA)
- ●別売付属品のAC/DCクランプアダプター(660)を使用する時は、 手動で直流電圧または交流電圧ファンクションを選択してからクランプアダプターを接続してください。 オートファンクションモードの時に接続すると、 導通試験ファンクションに移行します。
- ●本器のLCDはバックライト透過方式のため、 屋外など周囲が明るい環境では表示が見えにくくなることがあります。
- ●LCDの視野角特性により、 上方から見た場合は表示が見えにくくなることがあります。
LCDが正常に表示しなくなったり、 操作が正常にできなくなってしまった場合は、 電池を取り外し、 10秒間以上経過後、 再度電池を入れ直して確認してください。
保守管理
1. 電池の交換
警告
- ●感電事故防止のため、 測定を終了してから電池を交換してください。
- ●テストリードは測定回路および本器の入力端子から外し、 電源は必ず切ってください。
- ❶テストリードを入力端子から外し、 電源を切ります。
- ❷ホルスターを取り外します。
-
❸本体裏側の電池カバーのネジをゆるめて電池カバーを外します。
注 : ネジが小さく電池カバーから取れるため、 外したホルスターをうつわ代わりにするなどして紛失しないように注意してください。
-
❹使用済み電池を取り外し、 極性に注意して新しい1.5V AAA(単4)電池 2本を入れます。
- 注 : 電池を取り付けた時、 電源が入ります。 もしこの時電源が入らなかった場合、 電池の向きが逆になっている可能性があります。
- 注 : 電池取り付け後すぐに本器を使用しない場合は、 電源を切ってください。
- ❺電池カバーを取り付け、 ネジを締めます。
-
❻ホルスターを取り付けます。
注 : 本器を長期間使用しない場合は電池を取り外してください。 消耗した電池を内蔵したまま放置すると電解液が漏出して内部を腐食することがあります。
-
2. 定期的点検・校正
お問い合せ・校正品送付先
カイセ株式会社 製造サービス課〒386-0156 長野県上田市林之郷422
TEL : 0268-35-1602 / FAX : 0268-35-5515
E-mail : service@kaise.com
3. 修理
本器が正常な動作をせず修理を依頼される場合には、 事前に次の点検をしてください。
- ●電池が消耗、 接触不良していないか。 極性が間違って設置されていないか。
- ●測定にあたり、 ファンクションが正しく設定されているか。
- ●測定入力が本器の規定レンジおよび最大許容入力以内であるか。
- ●使用環境内における測定精度であるか。
- ●本器本体およびテストリードにひび、 割れ、 断線など損傷がないか。
- ●測定対象の電気・電子機器や本器の使用環境に強いノイズが発生していないか。
この品質保証書の添付がないと修理はお請けできませんのでご了承ください。
返送小包には「修理品在中」と記し、 住所、 氏名、 電話番号も忘れずに明記してください。 修理完了後に代金引換にて返送致します。
お問い合せ・修理品送付先
カイセ株式会社 製造サービス課〒386-0156 長野県上田市林之郷422
TEL : 0268-35-1602 / FAX : 0268-35-5515
E-mail : service@kaise.com